桜の木の下で

「そうだね。綺麗だね。でも、暗いから気をつけてね。」私は反応しながらも注文をつけた。
桜の花も全盛で、週末としては今日が最後の見頃だろう。
そんなこともあって、多くの人がそれぞれのスタイルで花見に興じており、人の波に長男を飲まれないよう、その小さな手を強く握った。

古今問わず、人の心を惹きつける桜の魅力はなんなのだろうか?
春の訪れを知らせ、役目を終えると散る。
その美しさと儚さが、夢のようで...また見たい夢?その先を知りたい夢?
そんな思いが人々を再びその下へ引き寄せるのだろうか?
永久に永久に...
そんな刹那で永遠とも感じられた夢想の世界から、現実へと引き戻すように長男が強く足にしがみついた。
「どうしたの」私が長男に視線を落とし尋ねる。
その長男の見開かれ、先を見る目から私は咄嗟に『戦慄』感じ取り、その見つめる先に私も視線を飛ばした。

ついに本物(?)を見てしまいました。うわーキモ~~~イ。。。
長男は固まり、次男は凝視。
でも意外と人気で、多くの人が一緒に写真を撮っていました:ase:
奈良市で桜の名所はたくさんありますがこの『せんとくん』、その全てに出没しているのでしょうか?貸し出してるのは奈良市?イベント会社?週末だけで何体が現れていたのでしょうか?どれだけの子供達を恐怖のどん底に叩き込んでいたのでしょうか?
そんな事を考えながらも、やっぱり桜はいい:oops:
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