口蹄疫(3)
宮崎県で発生した口蹄疫(コウテイエキ)という家畜伝染病。
最近になってようやくマスコミも大きく報道を開始しましたが、遅すぎたというのが率直な感想です。
あるマスコミでは「一部の飲食店・小売店では『宮崎県産の牛肉は使用して(取り扱って)おりません』などの表示をしているところもあり、まったくもってけしからん...」など報じているところもありましたが、そういった低レベルの風評被害の原因を作ったのは、積極的に報道しなかった(総務大臣が指示したという噂も)マスコミな訳で、口蹄疫(コウテイエキ)発生当初からその危険性に反応していた一般人と比較すると、まったくお粗末としか言いようがありません(社会の公器って何さ)。
「人には感染しません。が、万が一に感染したとしても症状は風邪程度です。」
最近は宮崎県知事や県の初動に責任を擦りつけるのがマスコミの間で流行ってるみたいですがこれもお門違いで、当初から口蹄疫(コウテイエキ)関連を注目していた一般人は、宮崎県や当事者である畜産家の必死の防疫活動を理解していていて、『風評被害がぁー』と言い続けている政府は、初動措置に必要な消毒液の調達も手助けしなかった事も事実です。
ゴールデンウィークの直前である事。
感染拡大が容易に国境を越える可能性がある事。
上記2点を想像できなかった政府とマスコミは、恥を知るが良いと思います。
そんな事もあって、各都道府県でも対策や、それに至るまでの対応への不満がやっと出てきましたが、遅すぎます。
原因は政府とマスコミです。しかもゴールデンウィークで人の動きの多い最悪のタイミング。
遷都1300年で関係イベントの多い奈良でも、ようやくその危険性に気付きました。
でも、もう遅いんです。
管理された野生動物。この場合は鹿ですが、猪などの管理の及ばない対象動物は管理できません。
しかも、ウイルスを媒介するのは偶蹄類(グウテイルイ)とは限らない(もちろん人間も)という現実。
政府、マスコミはその事を理解しているのでしょうか。。。
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