尖閣諸島(センカクショトウ)
EEZ(排他的経済水域)
1885年から1895年の10年に渡り、明治政府は尖閣諸島の領有状況を慎重に調査確認したうえで1895年1月14日に閣議決定し沖縄県に編入、国際的にも日本の領土と認められた。
以降、アホウドリの羽毛の採取や海鳥の剥製の製作、鰹節の製造などが行われ、最盛期には99戸、248人の日本人が暮らしていた。
しかし、島の基幹産業である鰹節産業が、南洋諸島からの安価な製品に押され閉鎖。
1940年に無人島となった。
大東亜戦争(第二次世界大戦)で日本が敗戦後、沖縄と共にアメリカの占領状態にあった。
しかし1972年5月15日に沖縄返還(オキナワヘンカン)の時に尖閣諸島も一緒に日本国に復帰した。
現在、開拓者の子孫が所有する無人島を日本政府が賃借するかたちで維持している。
1969年に始まった国連による海洋調査で、イラクの埋蔵量に匹敵する大量の石油埋蔵量の可能性が報告され、その後1971年にその存在が確実視されるようになると、台湾、中国が領有権を主張するようになった(※ちなみに中国の主張しているEEZは図1の赤のライン)。
また、中国は日本の設定するEEZ(排他的経済水域)に添う(跨ぐ)形で平湖ガス田・断橋ガス田・天外天ガス田・春暁ガス田などの油田を既に開発しており(※図1の赤の点)両国間で問題となっている。
それに加え、2010年9月7日午前に発生した尖閣諸島中国漁船体当たり事件で逮捕拘留されていた中国人漁船船長が同月24日夜に突然釈放され、中国の主張するEEZ(排他的経済水域)の言われなき根拠を後押しする形になりかねない愚策を日本政府は犯した。
国家の自存自衛の意識が希薄な極左政権を狙い撃ちした中国の巧みな戦略には感服する他無い。
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