8月6日は『ハロの日』なんてCMもあったような気がしますが、一般常識的には『広島に原子爆弾が投下された日』です。

投下直後に内地勤務だった祖父(故人)が広島へ救援任務を請け、結果被爆。
そして膀胱癌発症で手術。20年の時を経て脊髄にて再度発症。で亡くなりました。
まぁ、被爆してなくても遺伝子的に癌の発症確立の高い家系もあるといわれていますが、昨年、母親も乳癌の手術(左乳房全摘出(胸筋及び、リンパ含む))を受けました。
あぁ。私も被爆三世なんだなぁと実感する事となりました。

子供はどうなんだろう?
そんな心配をしてもどうにもならないのですが、考えてしまいます。

広島の平和記念公園では、今年も式典がありました。
核兵器の恐ろしさを忘れない為にもこのような式典は必要だと思います。

でも、原爆死没者慰霊碑に刻まれている「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」は主語が不明で非常に気持ち悪い気分になります。
私の学生時代は「早く戦争を終わらせる為」「日本が悪かったのだから仕方がない」「原爆記念日(これは記憶が曖昧)」などと、一部の教員やマスコミが平気で語っていた時代。
当時は碑文の意味も「ああ、そうなんだ」くらいに思っていました。
今は違いますが。

しかし、戦争って言うのは、対峙国のそれぞれの正義のぶつかり合いです。
ww2で戦った日本を含める国々も、当時の未熟な外交戦略では妥当だったのでしょう。

でも、慣習国際法の「人道に対する罪」でアメリカの罪を言及しない日本のマスコミはなんなんでしょう。
「人道に対する罪」とは、「国家もしくは集団によって一般の国民に対してなされた謀殺、絶滅を目的とした大量殺人、奴隷化、追放その他の非人道的行為」とされています。
いわゆる東京裁判で、日本にも適用されています。

完全な事後法で、法務的にも恥ずかしいことなんですが、現在を生きる私にとっては妥当(むぅぅ微妙ではありますが)な事なので言及しません。
探求する事はあっても、反省の対象ではないからです。

でも、アメリカは?
都市空爆、原子爆弾投下。完全な大量虐殺ですよね?
なにやってんのマスコミ!突込みどころ違うよ!なにやってんの?

この季節になるといつも思います。

大きな話なので支離滅裂。
そもそも、政治色の強い話題にはあまり触りたくなかったのですが、母のこともあってここまで。



余談で推測ですが、「中国の核は綺麗な核なので 使用しても問題ないが、日本がそれに抵抗する防備拡大は駄目だ」と主張する思想団体や教員組合、またそれを(暗黙の姿勢で)支持するマスコミがあったと聞いています。
諸説ありますがこの誤解は、当時の情報としての『水素爆弾』という名称が原因だと想像します。
水素爆弾は、重水素や三重水素の核融合反応を利用した原子爆弾で、爆発すれば放射線も出ますし、破壊力も従来型原子爆弾と比較して数百倍超です。
水の構成元素として有名な『水素』というキーワードが無害という誤解を招いて珍妙な発言を引き出したのでは?と私は解釈しています。
家族がそのような事を語り始めたので、非常事態と脳味噌をフル回転させて説得したのですが、間違ってなかったでしょうか?



「戦乱の犠牲者よ安らかに眠って下さい 我々人類は 過ちを繰返しませぬから」
これでいいじゃない。