やっぱり1番がいいです。
仕分け事業で「世界一になる理由は何があるんでしょうか?、2位じゃダメなんでしょうか?」と吐き捨てた村田 蓮舫さん。
でもね、1番を目指さないと2番にも3番にもなれないんですよ?
世界で最も地球より遠く離れた天体からの往復を達成した。
2010ワールドカップ予選で、近代サッカー初の勝利を手にした日本代表。
それらはやっぱり『世界で一番』を目指した事で、現在の地位、状況を確立したわけです。
『はやぶさ』や、2010ワールドカップ日本代表に関しては詳しいサイトが他にあるのでそこを見てもらうとして、世界一つながりの和牛の話を書きたいと思います。
『はやぶさ』は、2003年5月9日に宇宙科学研究所ISAS(2003.10.1に日本の航空宇宙3機関、ISAS・NAL・NASDAが統合してJAXAとなる)が打ち上げた小惑星探査機です。
地球と火星の公転軌道を跨ぐ形で公転していて、今後~1億年に太陽・水星・金星・地球・火星のいずれかに衝突して消滅するといわれている『いとかわ(2003.10.07に命名:1998SF36)』を探査、サンプルの採取、及びリターンを軸に、数々の実験的新技術の実証のために『はやぶさ』は打ち上げられました。
主な実証実験は、
1)将来の本格的なサンプルリターン探査に必須で鍵となる技術を実証
2)イオンエンジンを主推進機関として用い、惑星間を航行すること
3)光学情報を用いた自律的な航法と誘導で、接近・着陸すること
4)微小重力下の天体表面の標本を採取すること
で現在、1)のサンプルリターンまでは達成(6/18以後にサンプル確認作業)。
第1の探査対象『いとかわ』を探査終了後は、サンプル格納カプセルを地球に投下した後に新たなターゲットを目標に探査を続ける予定でしたが、数々のトラブルの影響(主にエンジン)で断念。
いとかわのサンプルを地球に投下後に同大気圏に突入し燃え尽きた。
インターネットでは幾多のトラブルで絶望的な状況に陥るも、不死鳥の如く復活する『はやぶさ』はかなり以前から注目されており、擬人化された画像やファンが作成した動画なども数多く、模型等も販売されている。
『はやぶさ2』の計画もありますが、予算削減(仕分けもされました)の影響で困難な状況になっています。
画像はカプセル投下後に最後の力を振り絞り、カプセル投下の為に背面側に向いていたカメラで『はやぶさ』が最後に見た地球。
画像の4/5あたりで通信が途絶したため画像破損状態となっているが、グレーの部分も含めて『はやぶさ』のラストショットです。