横浜ビジョンの三つの柱の中の『強い共同体』。
APEC成長戦略を明示し、2015年を目標に構造改革やグリーン雇用、技術、産業の創出を目指す。
このような内容なのですが、これがちょっと引っ掛かってた。

そしてこのニュースですよ。

----- 以下記事引用

レアアース代替素材「中国と共同研究」経産相(日本経済新聞2010/11/16)

大畠章宏(オオハタアキヒロ)経済産業相は16日午前の閣議後記者会見で、「中国とレアアース(希土類)の代替材料やリサイクル技術を共同研究したい」との意向を示した。アジア太平洋経済協力会議(APEC)開催中の13日に張平・中国国家発展改革委員会主任と会談した際に、伝えたことを明らかにした。

経産相はレアアースの荷動きについて「未確認だが、少し変化が出てきているとの情報もある」と説明。19日には企業に現状の様子を聞いたアンケート結果を発表する。

記事引用終了 -----

これね、大畠章宏経済産業相がずっと中国がレアアース輸出を制限している事に対して「前進する回答を得られるように努力する」って言ってましたよね?
つまり、大畠章宏経済産業相は日本のレアアース代替新技術を生贄に、中国に輸出制限をなんとかしてくださいと頼んだわけですよ。。。



グリーン雇用、グリーン技術、グリーン産業。
省エネルギーに関しては現在、日本が世界一です。

その技術を『国を開く』というフレーズのもとにばら撒くことを考えているんです。
特に独自開発力の劣る特定アジアに。。。

近いうちに中国は、日本のGDP(国内総生産)を抜いてアメリカに次ぐ2位の地位を得るといわれ、さらに2030年には中国はアメリカを抜いて世界第一位の経済大国となる(中国国経済網談)と言われています。

でもたぶん無理でしょう。現状ではそれはありえません。
『その理由は自国内で最新技術の開発が出来ない』この一点です。

北京オリンピックや上海万博も終り、当面急速な経済発展の可能性は無いといえます。
更に経済の勢いの象徴である不動産投資も、金融筋が「もう不動産業者への融資が不可能な状態」と語っており、競って買われていたリゾート地の物件も閑古鳥の状況らしい。
先にあるのは中国版の不動産バブル崩壊ですよ。

それでは、APECで語られていた『継続的な発展』とやらを中国が得るにはなにが必要なのでしょうか?

日中首脳会談の内容は抽象的な報告ばかりで、具体的になにを語ったかは明らかにされていません。
菅直人総理大臣が会談中に読んでいたメモにはなにが書いてあったのでしょうか?
『日本が差し上げるものリスト』『売国目録』恐ろしい言葉しか浮んできませんね=:[